キャンプや災害時に役立つポータブル電源。
買おうとすると、安くても2万円程度、高いモデルでは50万円ほどする、決して安くない商品です。
災害用としてであれば買うしかありませんが、キャンプで検討する場合はレンタルで試してみる手があります。
いらないかもしれないものに、10万円近い金額は出せませんもんね?
・ポータブル電源の選び方
・ポータブルをレンタルできるオススメ業者
・買った場合とレンタルした場合の比較と結論
この記事では、ポータブル電源のレンタル事情を徹底解説。
おすすめ業者の紹介から、買った方がいい場合、レンタルした方がいい場合を徹底解説します。
ポータブル電源の選び方
最終的に買うにしても、とりあえずレンタルするにしても、どの機種を選べばいいかわからない?
そんなあなたに対して、丁寧に説明していきます。
スペックは、この3つを押さえればOK。
・容量
・定格出力
・その他の機能
その他の部分は大差ないので、デザインや直感で選んで大丈夫です。
容量
容量とは、要するに電池の大きさです。
同じ電化製品を使用する場合、容量が大きければ使える時間は長い、小さければ使える時間は短いです。
レンタルでポータブル電源を使用する場合は、キャンプなどの野外活動が多いかと思います。
容量別で主な家電の使用時間の目安は以下の通りです。
家電を使えるかどうかは定格出力でも変わってきますので、記載がない部分は「使えない」と考えてください。。
2000Wh | 1000Wh | 700Wh | 400Wh | 200Wh | |
エアコン(550W/冷房) | 3.6時間 | 2.7時間 | – | – | – |
ドライヤー(1200W) | 1.7時間 | 0.8時間 | – | – | – |
車載冷蔵庫(120W) | 17時間 | 13時間 | 8時間 | 6時間 | 3時間 |
MacBook Air 13(49.9Wh) | 40回 | 20回 | 14回 | 8回 | 4回 |
iPhone14(12.13Wh) | 165回 | 82回 | 58回 | 33回 | 16回 |
どの電化製品を使えるか?という点においては、次項の「定格出力」が大事になります。
定格出力
容量と並んで重要なのは、定格出力。
どの電化製品に使えるかは、容量と定格出力で決まります。
ノートパソコンやスマホなど、低電力の製品であれば、ほとんどのポータブル電源で使えるので気にすることはありません。
しかし、エアコン(使う人は少ないかなぁ)やドライヤーなど大電力を使う製品を使う場合は、確認する必要があります。
バッテリーの残量が足りたとしても、定格出力が合っていない組み合わせだと、使うことができません。
以下の表は、EcoFlowのラインナップを基に、使用可否をまとめています。
容量 定格出力(最大) モデル名 | 2000Wh 2400W(X-Boost) DELTA Max 2000 | 1000Wh 1500W DELTA 2 | 700Wh 1000W RIVER 2 Pro | 400Wh 750W RIVER 2 Max | 200Wh 450W RIVER |
エアコン (最大1200W/冷房) | ○ | ○ | × | × | × |
ドライヤー(1200W) | ○ | ○ | × | × | × |
車載冷蔵庫(120W) | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
MacBook Air 13(30W) | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
iPhone14(20W) | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
ポータブル電源を選ぶ際は、使いたい家電の最大定格出力を確認した上で、それに合ったものを選びましょう。
例えばエアコンなど、起動時の電力消費が激しい家電を使う場合、耐えられるスペックを持っていないと使用できません。
その他の機能
その他、確認すべき機能をまとめます。
特にポートの数は使い勝手に大きく影響しますので、大事なポイントとなります。
・ポートの数(USB-A/USB-C/AC)
・重量/サイズ
・充電時間
ポータブル電源レンタルおすすめショップ
ポータブル電源を扱うレンタルショップは少なくありません。
専門の業者はなく、他のメイン商品のおまけの位置となります。
・カメラやビデオカメラを扱うショップ
・キャンプ用品のショップ
・家具・家電を扱うショップ
期間や条件などの価格体系も違うので、比較して選ぶことが重要です。
各ショップと価格については、これから紹介していきます。
ゲオあれこれレンタル
今回紹介する中で一番種類が多いのがゲオあれこれレンタル。
なんと、12種類のポータブル電源が選べます。
Jackery製品の品揃えは凄まじく、Jackery 2000 Pro以外は全て揃えてあります。
価格もリーズナブルなので、一番おすすめのショップです。
モデル | 7泊8日 |
---|---|
Jackery ポータブル電源 1500 PTB152 | 15,500円 |
Jackery ポータブル電源 1000 PTB101 | 12,980円 |
Jackery ポータブル電源 708 PTB071 | 7,980円 |
Jackery ポータブル電源 400 PTB041 | 5,980円 |
Jackery ポータブル電源 240 PTB021 | 3,980円 |
\必要に応じて12種類から選べて無駄がない!/
キャンプシーズンの予約はお早めに
レンタルユースフカツ(楽天市場/Yahooショッピング)
ビデオカメラや、一眼レフカメラを中心にレンタルを行っているレンタルユースフカツ。
ポータブル電源は2機種の扱いがあります。
おすすめはRIVER Max。
車載冷蔵庫が長い時間使えるなど、キャンプで大活躍します!
往復送料無料なのも嬉しいですね。
モデル | 2泊3日 | 3泊4日 | 4泊5日 |
---|---|---|---|
RIVER Max(576Wh/600W) | 7,900円 | 8,400円 | 8,900円 |
Jackery 240(240Wh/200W) | 5,900円 | 6,400円 | 6,900円 |
※往復送料無料
モノカリ楽天市場店
定番のカメラ類だけではなく、ロボット掃除機やゲーム機、VRゴーグルなど「試してみたい家電」があるモノカリ。
ポータブル電源も数種類用意しています。
小型のAnker PowerHouseであれば6,000円で二泊三日使うことができます。
キャンプで使い心地を使ってみるにはちょうどいいでしょう。
また、本格的に使ってみたいならJackery1000。
1ヶ月のコースは30,900円になります。
モデル | 2泊3日 | 1ヶ月 |
---|---|---|
Jackery 1000(1002Wh/1000W) | 15,000円 | 30,900円 |
Power ArQ Smart Tap(626Wh/300W) | 7,900円 | – |
Anker PowerHouse(434Wh/) | 6,000円 | – |
CLAS(クラス)
家具や家電のサブスクを幅広く取り揃えているのがCLAS。
ポータブル電源も取り扱いがあります。
特徴的なのは、3ヶ月レンタルすれば、送料無料になります。
往復送料4,400円ですが、他店と比べると1週間ほど利用すればこちらの方が安くなります。
キャンプ用品をCLASから選ぶことは少なそうですが、長期キャンプには意外な穴場と言えるでしょう。
モデル | 1ヶ月 |
---|---|
Anker PowerHouse II 400(389Wh/300W) | 4,400円 |
\3ヶ月以上使用で送料無料/
在庫少ないですが穴場!
Rentec by Total Office Network(Yahoo)
後日追記
レンタルユース(Yahoo)
後日追記
Rentio
後日追記
レンタルのメリット
レンタルのメリットは少なくありません。
手頃な価格でポータブル電源を試せますし、今どきサブスクが常識で「使いたい時に使う:は時流に合っていると言えます。
ここでは、レンタルのメリットを解説していきます。
所有するより安く使える
一台安くても数万円、高いモデルだと10万円以上するポータブル電源。
レンタルであれば、数千円で試すことができます。
使いたい時だけ使える
「ポータブル電源は使いたいけど、それほど使用頻度が多くない」
そんなあなたには、レンタルがピッタリ!
あまり使わないものに数万円〜数十万円使うのは、賢くないですからね。
サブスク時代は、「必要な時に借りる」のが正解になることが少なくないんです。
また、基本的にメンテナンス不要のポータブル電源ですが、充電を空にして保管することは厳禁。
放っておくと放電しますので(多くはないですが)半年に一回程度は確認する必要があります。
こういう手間もなくせます。
試用できる
高価なポータブル電源。
実際にどれほど使えるか、どれほど使うかわからないですよね?
レンタルであれば、数千円で試せますので、自分に必要なものかどうか確認できます。
買ってみて不要だった場合は、メルカリなどで売ってもかなり損します。
使うかどうか自信がない場合は、まずはレンタルしてみることをお勧めします。
レンタルのデメリット
レンタルにはメリットがたくさんありましたが、もちろんデメリットもあります。
自分の所有ではないというところが一番のポイントで、使いたい時に使えないのです。
そして、使用頻度によっては割高にもなります。
セールを利用すると安く買え、レンタルのお得度が相対的に下がりますので、比較することが大事です。
使いたい時に使えない / 防災の備えにはならない
レンタルの場合は、使いたい時に使えません。
防災の備えとして使えないことはもちろん、キャンプシーズンなどみんなが使いたい時期に売り切れになることも。
使いたい時に使えないのは困りますよね。
購入してしまうと急なレジャーでも使えますし、防災の備えにもなるところが大きなメリットになります。
返送の手間がある
意外と面倒なのがこれ。
借りる際も宅配便の受け取りで時間を取らないといけないですし、返却の際は梱包をし直して発送をしないといけません。
費用は別としても、使う時に毎回これを繰り返すのは、結構な手間と言えます。
使用頻度によっては割高になる
一回試しで使うのであれば問題になりませんが、キャンプに行くたびに使いたいのであれば割高になります。
毎回数千円ですので、5〜10回レンタルすると、本体が買える場合もあります。
レンタルでは防災用品としては使えないですし、返送の手間も考えると、実質的な価格差はもっと縮まります。
買うのが正解か?借りるのが正解か?
結局、買った方がいいのか借りた方がいいのか?
ここで結論を出します。
どちらにもメリット、デメリットがありますが、当サイトでは買うメリットが大きいと判断。
以下で解説していきます。
買った方がいい場合
レンタルを紹介してきましたが、買うことのメリットは強力です。
こんなあなたは、買った方が満足できます。
・防災用品として使いたい
・急なアウトドアでも使いたい
・普段の電気代を節約したい
・頻繁にキャンプに行く
「いつでも使える」というメリットは大きく、アウトドアに行く頻度が多い人は買っちゃいましょう。
また、防災用品としても使えますので、備えとして考えれば割安に感じられると思います。
借りた方がいい場合
使用頻度が低ければ、必要な時だけ借りるという選択肢もあります。
こんなあなたは、借りた方が満足できます。
・イベントなどで大量に必要
・使ったことがないので試してみたい
特にイベント等で大量にポータブル電源が必要になる場合は、買うのではなく必要な台数をレンタルで揃えるのが現実的。
また、ポータブル電源が気になるけど使うかどうかわからない場合は、レンタルで試し、気に入ったら購入すると安全です。
セールを使えば割安に手に入れられる
買うか借りるか検討する場合、大事なのが実際のコスト。
定価で買うことを考えるとレンタルのメリットが大きく見えます。
しかし、ポータブル電源はセールをやってることは少なくありません。
セール価格とレンタル価格を比べると、レンタル数回で本体が買えてしまうケースもあります。
こちらでセール価格をまとめていますので、確認の上、検討をしてみてください。
【結論】イベントなどでたくさん必要な場合以外は買った方がお得
当サイトとしては、購入をお勧めします。
セールで安価に購入でき、価格差は思った以上に少ないこともあります。
ただ、防災の際に大きく役立つことが購入の大きなアドバンテージ。
大容量のモデルであると冷蔵庫など大きな家電も動かせるのです。
安いモデルであれば2万円程度から購入でき、これでもスマホやパソコンの充電では十分です。
まとめ
ポータブル電源のレンタルについて、検証してきました。
確かにお試しで使うには気軽で安いです。
しかし、セールで買うとレンタルの数倍で自分のものにできます。
自動車の場合だと、1日1万円で100倍以上の価格の車が借りられます。
ポータブル電源は送料がネックになることもあり、悪ければ10倍にもなりません。
非常用電源としての用途も考えると、キャンプに行くことをきっかけに買っても損はしません!
冷静に比較検討をしていただき、納得いく選択をされることをお勧めします。
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